栄養士が解説!!妊娠中たらこを食べるときのたった1つの注意点

妊婦さんへ

妊娠中たらこを食べていいの?どうしても食べたい時、ありますよね。

妊娠中は生ものを禁止されているので、禁止されると余計に食べたくなってしまいますよね。

しかし、生ものの中でも絶対に食べたらいけないものもありますが

食べるときに注意していれば大丈夫なものもあります。

今回は、その中からたらこを選んだのでお話したいと思います。

妊娠中たらこを食べてもいいの?

妊娠中たらこは食べても大丈夫です。

しかし、生で食べることは避けなければいけません。

次に話すたった1つの注意点を守ってください。

妊娠中たらこは絶対に火を通してから食べましょう

加熱時間は、75℃以上で数分で加熱する。

妊娠中は、身体の免疫力が落ちているので生で食べることは避けましょう。

たらこと妊婦の関係性

たらこの正体は、スケソウダラの卵です。おもな産地は北海道!!

そんな美味しいたらこには、妊娠中の方が気を付けなければならない事があります。

①塩分

たらこには、塩分がとても多く含まれています。理由は、たらこ自体を塩漬けにしているからです。

妊娠中に塩分を摂りすぎてしまうと、むくみや妊娠高血圧症候群を引き起こしてしまう可能性があります。たらこ1本(100g)で塩分が、約5.3g含まれています。

塩分5.3gという量は、とても多いです。1日の塩分摂取量は、6.5gまでなので一回の食事で超えてしまう可能性があります。食べる前にどの位食べるかを測ってみるといいと思います。

②リステリア菌

生のたらこには、リステリア菌というとてもこわい菌が潜んでいます。

その菌は、4°Cより下の低温であろうとも10%程の塩分濃度内でも繁殖します。

冷蔵庫や冷凍庫に入れていても菌は生きていけます。

菌に感染してしまうと、悪寒、発熱、筋肉痛などの症状がでてきます。

また、妊娠中に感染してしまうと胎盤やお腹の赤ちゃんに感染してしまい、障害や流産の危険があります。

免疫力が低下している妊婦さんは、少量のリステリア菌にも感染してしまいます。

最後に…

妊娠中たらこを食べたいけど、まず食べていいのか?また、気を付けなければいけないポイントや注意点をお話ししました。

生で食べてはいけない理由は、リステリア菌というこわい菌が生のたらこの中には含まれているので、妊娠中たらこを食べるときのたった1つの注意点は75℃以上で数分加熱することです。

リステリア菌は熱には弱い菌なので、しっかりと加熱をしましょう。

赤ちゃんを守るためにも食べる前には本当に食べても大丈夫なのかを確認しましょう。

意外と、これは大丈夫だろうと思っていたものでもいけないものがたくさんあるので気を付けましょう。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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