【栄養士解説】妊娠中は鮭を積極的に食べよう!その理由を2つご紹介

妊婦さんへ

妊娠中は鮭を食べていいのか。そんな悩みがある方、いらっしゃいませんか。

よく、妊娠中は魚は控えたほうがいいと言われました。

しかし、どの魚がダメなのかが、勉強するまで分かりませんでした。

その中で今回は、鮭という魚をピックアップしてきました。

理由は、家庭で一番スタンダードな魚だと思ったからです。

妊娠中は鮭を食べていいのか、またどんな効果を身体にもたらしてくれるのかを

ご紹介させていただきます。

鮭の正体と成分について

いつもスーパーマーケットに必ず置いてある鮭。

そんな鮭の種類もいくつかありますが、私たちが食べている一般的なものはシロサケです。

鮭の旬は、9月~11月にかけての約3ヶ月間になります。

また、鮭は赤身魚と勘違いされる方が多いですが

鮭の色

鮭の色は、ピンク色ですよね。なぜピンク色か知っていますか?

ピンク色の正体は、アスタキサンチンという栄養成分により色が変っています。

この栄養成分は、エビやカニに含まれているものと同じです。

成分

鮭にはいくつかの大事な成分が含まれています。

・アスタキサンチン

アスタキサンチンには、抗酸化作用の効果があります。

その効果は、ビタミンCの約6000千倍にもなります。

抗酸化作用には、疲労回復や老化防止の効果があります。

・ビタミン

人間の身体では合成されないビタミンを、鮭はたくさん持っています。

ビタミンB1は糖質の代謝を、ビタミンB2は脂質の代謝をそれぞれ助ける働きがあり、体内の糖と脂質を燃焼してくれる効果があります。

また、ビタミンCは骨を強くしてくれます。

・DHA(ドコサヘキサエン酸)EPA(エイコサペンタエン酸)

どちらも必須アミノ酸であり、この成分は人間の身体では合成できません。

効果として、DHAは目や脳を活性化させてくれます。EPAは中性脂肪を分解して血液をサラサラにしてくれるので、生活習慣病の予防につながります。

また、2つを一緒に摂取するとより効果的な吸収をしてくれます。

妊娠中は鮭を積極的に食べてほしい理由2つ!!

妊娠中鮭を積極的に食べてほしい理由を2つご紹介させていただきます。

①ADHDの発症のリスクを下げてくれる

ADHDとは、多動症などの神経発達症の事を言います。赤ちゃんの場合、泣き続けたり落ち着きがない症状が発生します。

そのリスクを下げてくれる効果があります。

目安は、週に鮭の切り身を2切れ食べると効果を得られます。

②含まれている水銀の量が少ない

妊娠中は、水銀が多く含まれているマグロやカジキは控えるように言われています。

その理由は、奇形児や障害のある赤ちゃんが生まれてしまうからです。

しかし、鮭には水銀がほとんど含まれていないので安心して食べることができます。

注意として、生や燻製といった火が十分に通っていない鮭は危険なのでしっかりと加熱しましょう。

最後に…

鮭は決して手に入らない食材ではないので積極的に摂取していきましょうね。

鮭には免疫力を向上させてくれる成分が含まれているので、朝に食べることがおすすめです。

妊娠中鮭を積極的に食べてほしい理由は理解出来ましたか?

少しでも、多くの妊婦さんに知っていただけたら嬉しいです。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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